公式計時 [編集]
下記以外にも多数のスポーツ大会の計時を担当している。またFINA/LENや全米プロゴルフ協会、EAA、IAAFダイヤモンドリーグ、FIBT/FILの公式計時も行っている。
夏季オリンピック [編集]
1932年ロサンゼルスオリンピック - 一企業が全計時を委託される初のオリンピックとなり、ヌーシャテル天文台で検定された30個のクロノグラフを用意した。
1936年ベルリンオリンピック - 185個のクロノグラフを時計職人ポール・ルイ・ギニャール(Paul-Louis Guignard )がスーツケースに入れて持ち込んだ。
1948年ロンドンオリンピック - 1946年に開発された写真判定用カメラ「レースエンド・オメガ・タイマー」(Racend OMEGA Timer )を使用した。
1952年ヘルシンキオリンピック - クォーツ式で1/100秒を計測でき、史上初の電子計測機器である「オメガ・タイム・レコーダー」を開発、使用した。
1956年メルボルンオリンピック - 競泳計時を半自動で行う「スイムエイト・オ・マチック」(Swim Eight-O-Matic Timer )を使用した。
1960年ローマオリンピック
1968年メキシコシティオリンピック - オリンピック史上初めて全種目で電子計測タイムが公式タイムとして認定された。競泳において水しぶきに反応せず選手のタッチには反応し計時を止めるタッチパッドを使用した。
1976年モントリオールオリンピック
1980年モスクワオリンピック - 1977年に開発され競泳計時を全自動で行う「スイム・オ・マチック」(Swim-O-Matic )を使用した。
1988年ソウルオリンピック
2008年北京オリンピック
2012年ロンドンオリンピック
2016年リオデジャネイロオリンピック - 予定。
2020年開催地未定 - 予定[9]。
冬季オリンピック [編集]
1936年ガルミッシュパルテンキルヒェンオリンピック
1948年サンモリッツオリンピック - 1946年に開発された写真判定用カメラ「レースエンド・オメガ・タイマー」(Racend OMEGA Timer )が使用された。
1956年コルティナダンペッツォオリンピック - スキー競技にスターティングゲートが使われるようになり、計時とも連動された。
1964年インスブルックオリンピック - ロンジンと共同で"Swiss sports timekeeping"として参加。
1968年グルノーブルオリンピック
1976年インスブルックオリンピック
1980年レークプラシッドオリンピック
1984年サラエボオリンピック
1988年カルガリーオリンピック
1992年アルベールビルオリンピック
2006年トリノオリンピック
2010年バンクーバーオリンピック
2014年ソチオリンピック - 予定。
2018年平昌オリンピック - 予定。
その他 [編集]
北朝鮮では金日成主席や金正日総書記から党幹部や軍幹部に贈られる贈り物の一つとして「金日成時計」「金正日時計」などが存在する。これらの時計は文字盤にハングルで金日成や金正日のサインが入ったものであるが、北朝鮮のオリジナル製品ではなく実際はオメガ製であると言われている。
1970年代にセイコーがオメガの買収を試みたことがあり、会社間では同意されたものの、スイスの国会で問題となり実現しなかった。[要出典]
関連項目 [編集]
クロノグラフ
天賞堂 - かつて銀座本店にはオメガのマークが描かれ「オメガビル」とも呼ばれた。
外部リンク [編集]
公式ウェブサイト
脚注 [編集]
1.^
http://blog.excite.co.jp/i-watch/9722182/ 2.^ 以前は時計の検定を天文台で行っていたことによるが、天文台で検定した機械そのものを搭載しているわけでなくイメージ。
3.^ 英語の悪魔(Devil )とはスペルが異なる。
4.^ 初期の製品には6気圧の防水性を備えたものも存在した。
5.^ オートマチック・タイプはNASAより公式時計としての採用を受けていない。
6.^ 「店頭で購入した」のではなく、各時計メーカーないしその代理店に対して仕様書を提示し、選定のための時計を公式に調達したと当時の担当官の証言がある(世界文化社「時計Begin」Vol.50、pp.28-29)。
7.^ この時の状況は後に『アポロ13』として映画化されている。
8.^ 2007年『20世紀の記憶装置「オメガ・スピードマスター」』ワールドフォットプレス
9.^ “IOC and Omega Extend Partnership to 2020” (プレスリリース), 国際オリンピック委員会, (2009年9月25日) 2012年4月19日閲覧。